プラスチック汚染から海鳥を守ろう

海鳥のごはんは、私たちのごはん
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海鳥は、海に浮かぶプラスチックをエサとまちがえてしまうことがあります。 また、細かくなったプラスチックは、食物連鎖を通じて、
貝や魚、海鳥などの体内に蓄積されていきます。
海からの恵みを食卓に取り入れている私たちも、無関係ではありません。 日本野鳥の会といっしょにできることからやってみませんか?

NEWS

お知らせ

「プラスチック汚染から海鳥をまもろう」プロジェクトの特設サイトがオープンしました。

海鳥のごはんは、私たちのごはん?

プラスチックがなぜ海鳥に影響を与え、私たちにも影響を与えるのか
見ていきましょう。

  • プラスチックによる
    海鳥や環境への影響

    私たちが生活の中で使っているプラスチックがごみとなり、海洋環境を汚染し、海鳥やウミガメ、魚など、生きものたちに影響を与えています。
    海鳥への影響は大きく3つあります。1つめはエサとまちがえる「誤食」、2つめは細いひもなどへの「絡まり」、3つめはプラスチックに含まれる「有害化学物質の蓄積」です。 たとえば、海水面に浮かぶごみをエサとまちがえて飲み込んだり、ヒナが親鳥からエサとしてプラスチックを与えられ、栄養不良で死んでしまうこともあります。

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  • マイクロプラスチックと
    有害化学物質の関係

    自然界に流出したプラスチックは、細かくくだけてマイクロプラスチックになります。 マイクロプラスチックには、元のプラスチック製品に含まれていた添加剤が残留するほか、海中にある有害化学物質を吸着します。
    マイクロプラスチックを小魚が食べ、その小魚を大きな魚や海鳥が食べるといった食物連鎖を通じて、有害化学物質が生物の体内に取り込まれ、蓄積されます。

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  • わたしたちへの影響

    プラスチック製品には、燃えにくくしたり、劣化を防いだりするためのさまざまな化学物質が添加され、その中には有害な化学物質も含まれています。 さらに、海中のマイクロプラスチックは、海洋中に残留する汚染物質を吸着して運びます。
    実際に海鳥の体内には、プラスチックからの有害な化学物質が蓄積されることがわかっています。海産物を食べる私たち人間にも、今後、プラスチック由来の有害化学物質の蓄積がおこり、発がんや免疫力の低下、生殖能力の低下などの影響が懸念されています。

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  • プラスチックごみの発生源と
    リサイクルの現実

    海洋プラスチックごみの約8割は、私たちの住む町から主に川を経由して海に流れています。 分別してリサイクルしているはずのプラスチックですが、実はその処理方法には課題があります。
    日本では年間1千万トン(世界3位)ものプラスチックが生産され、約800万トンのプラスチックごみが排出されています。そのほとんどが燃やされ、国内でリサイクルできているのはわずか1割未満にすぎません。私たちの出すごみは、リサイクルできる量を大幅に上回っています。

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  • 今日からできること

    プラスチック汚染を減らすには、ライフスタイルを変えることが必要です。 ペットボトルではなくマイボトル(水筒)を使う、レジ袋・ポリ袋の代わりにマイバッグや布袋を使うなど、できることからはじめてみましょう。
    一人ひとりにできることは小さくても、多くの人が取り組むことで、社会が変わっていきます。身のまわりのプラスチックで減らせるものがないか、考えてみましょう。 そして、この問題を家族や友達に伝えて、行動する仲間を増やしていきましょう。

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取り組みや学びの場のご紹介

プラスチック汚染を減らすために
行っている日本野鳥の会の取り組みや、
詳しく知りたいという方々の為に、
イベントの開催や教材なども
ご用意しています。

日本野鳥の会の最新の活動

日本野鳥の会では、
プラスチック汚染を無くすため、
さまざまな活動を行っています。